/

NY円、6日続落 1ドル=134円35~45銭、米長期金利の上昇受け円売り

【NQNニューヨーク=川内資子】10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に6日続落し、前日比05銭円安・ドル高の1ドル=134円35~45銭で取引を終えた。欧米の株安を手がかりに低リスク通貨とされる円買いが先行した。ただ、米金融引き締め観測から米長期金利が上昇したため、次第に日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。

欧州中央銀行(ECB)による金融政策の正常化がユーロ圏の景気減速を招くとの懸念から、10日は欧州株式相場が総じて下落した。投資家のリスク回避姿勢が強まり、欧州市場で円買い・ドル売りが優勢だった流れを引き継いだ。

朝方発表の5月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.6%上昇と上昇率は前月(8.3%)から拡大し、40年ぶりの大きさとなった。前月比も市場予想以上に上昇した。インフレ抑制のため米連邦準備理事会(FRB)が秋以降も大幅利上げを続けるとの見方が強まった。市場では6月もしくは7月に0.75%の利上げに踏み切るとの見方も浮上した。金融引き締めが米景気を冷やすとの懸念から米株式相場が大きく下落し、リスク回避目的の円買いが入った。

ただ、流動性が高いドルは円と同様にリスク回避局面で買われやすい。ドルはユーロなど幅広い通貨に対して上昇し、対円でも積極的なドル売りは限られた。

利上げ観測から米長期金利が一時3.17%とほぼ1カ月ぶりの水準に上昇した。日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いの勢いが次第に増し、円相場は夕方に下げに転じた。

円の安値は134円48銭、高値は133円52銭だった。

円は対ユーロで続伸し、前日比1円40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=141円25~35銭で取引を終えた。ECBによる金融引き締めが欧州経済を下押しするとの懸念や欧米の株安を受けて、円買い・ユーロ売りが優勢となった。

ユーロはドルに対して続落し、前日比0.0110ドル安の1ユーロ=1.0505~15ドルだった。米長期金利の上昇や欧米株安を受けて、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。

ユーロの安値は1.0506ドル、高値は1.0586ドルだった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン