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NY円、続伸 1ドル=110円50~60銭 コロナ感染再拡大への懸念で

【NQNニューヨーク=戸部実華】29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に4日続伸し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=110円50~60銭で取引を終えた。世界で新型コロナウイルスの感染が再拡大する懸念が強まっており、低リスク通貨とされる円への買いがやや優勢だった。ただ、6月の米雇用統計の発表を今週末に控え、積極的な売買は手控えられ、円の上値は限られた。

新型コロナのなかでも感染力が強いインド型(デルタ株)の感染がアジアや欧州、オーストラリアなどで広がっている。ドイツは29日から、ロシアやポルトガルからの入国を制限、香港は7月から英国発の旅客機の乗り入れを禁止すると伝わった。世界各地で行動規制の強化が相次いでおり、経済活動の再開に影響するとの懸念を誘った。市場参加者のリスク選好姿勢がやや後退し、円には買いが入りやすかった。

ただ、流動性が高くリスク回避時に上昇しやすいドルもユーロなどに対して買われ、円の上値は重かった。29日発表の4月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数で主要20都市の指数は前年同月比で市場予想以上に上昇した。6月の米消費者信頼感指数は市場予想を上回って前月から上昇した。良好な米経済指標の発表も、円の上値を抑えた面があった。

先行きの米金融政策を探るうえで、7月2日に発表される米雇用統計の内容を見極めたい雰囲気も強かった。積極的に持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。

円の高値は110円44銭、安値は110円73銭だった。

円は対ユーロで続伸し、前日比35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円50~60銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで続落し、前日比0.0030ドル安い1ユーロ=1.1890~1900ドルで取引を終えた。欧州でデルタ株の感染拡大への懸念が広がっていることを背景に、欧州経済の正常化が遅れかねないとの見方からユーロ売り・ドル買いが優勢だった。

ユーロの安値は1.1878ドル、高値は1.1911ドルだった。

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