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NY円、反発 1ドル=110円55~65銭、持ち高調整の円買い

【NQNニューヨーク=戸部実華】1日のニューヨーク外国為替市場で円相場は7営業日ぶりに反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=110円55~65銭で取引を終えた。前日まで円を含む主要通貨に対するドル高が進んでいたため、持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢になった。ただ、米株式相場が上昇し、低リスク通貨とされる円の上値は重かった。

新型コロナウイルスのワクチン普及やインフラ投資計画を含む経済対策で、米国の景気回復が加速するとの見方から前日まで円売り・ドル買いが続いた。前日は昨年3月以来の円安・ドル高水準を付けていた。1日は2日に発表される3月の米雇用統計を控え、持ち高調整や利益確定を目的とした円買い・ドル売りが出やすかった。

1日の米債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日比0.07%低い1.67%で終えた。米長期金利の低下で日米金利差の拡大観測が後退したことも、円買い・ドル売りにつながった。

ただ、円の上値は限られた。米主要3株価指数が上昇し、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は初めて4000台に乗せた。投資家がリスク選好姿勢を強め、円の上値を抑えた。

米サプライマネジメント協会(ISM)が1日に発表した3月の米製造業景況感指数は64.7と、市場予想(61.7)を上回って前月から上昇した。1983年12月以来の高水準となり、米景気の良好な回復基調が意識されたことも円の伸び悩みにつながった。

円の高値は110円55銭、安値は110円75銭だった。

円は対ユーロで3日続落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円20~30銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで続伸し、前日比0.0045ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1770~80ドルで取引を終えた。米長期金利が低下し、欧米金利差の拡大観測の後退でユーロ買い・ドル売りが優勢になった。前日に昨年11月以来のユーロ安・ドル高水準を付けており、短期的な戻りを見込んだユーロ買いも入った。

ユーロの高値は1.1780ドル、安値は1.1739ドルだった。

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