ロンドン外為27日 ユーロ、対ドルで下落 持ち高調整の売り
【NQNロンドン=菊池亜矢】27日のロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで下落し、英国時間16時時点は1ユーロ=1.0830~40ドルと、前日の同時点と比べ0.0020ドルのユーロ安・ドル高で推移している。週末を前に、持ち高調整や利益確定目的のユーロ売り・ドル買いが出た。欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測からユーロ買い・ドル売りが進んでおり、26日には約9カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けていた。
市場は、ECBが2月2日の理事会で、前回に続き通常の倍となる0.50%の利上げを決めると確実視している。高インフレとユーロ圏景気の見通し改善もあって、ラガルドECB総裁が3月の理事会でも大幅な引き締めを続けると示唆するとの見方が根強く、ユーロの下値は限られている。
円は対ユーロで上昇し、英国時間16時時点は1ユーロ=140円80~90銭と、前日の同時点と比べ80銭の円高・ユーロ安で推移している。
英ポンドは対ドルで横ばい。英国時間16時時点は1ポンド=1.2350~60ドルと前日の同時点と同じ水準で推移している。
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