ロンドン外為23日 英ポンド、対ドルで大幅下落 財政悪化を懸念
【NQNロンドン=菊池亜矢】23日のロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで大幅に下落し、英国時間16時時点は1ポンド=1.0890~0900ドルと前日の同時点と比べ0.0370ドルのポンド安・ドル高で推移している。リフィニティブによると一時は1.08ドル台後半と、1985年以来の安値水準を更新した。英政権が23日、大規模な減税策と追加の国債発行計画を発表した。財政の悪化が懸念され、ポンド売り・ドル買いが進んだ。
ユーロは対ドルで下落し、英国時間16時時点は1ユーロ=0.9700~10ドルと、前日の同時点と比べ0.0110ドルのユーロ安・ドル高で推移している。世界の主要中央銀行が大幅な利上げを長期間続けるとの観測がユーロ圏景気の後退懸念を強め、ユーロ売り・ドル買いが優勢となっている。
円は対ユーロで上昇し、英国時間16時時点は1ユーロ=139円00~10銭と前日の同時点と比べ40銭の円高・ユーロ安で推移している。
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