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ロンドン外為22日 ユーロ、対ドルで横ばい ウクライナ情勢が重荷

【NQNロンドン=菊池亜矢】22日のロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで横ばいとなり、英国時間16時時点は1ユーロ=1.1330~40ドルと、前日の同時点と同水準で推移している。市場予想を上回る好調なドイツの経済指標や欧州国債利回りの上昇を受け、ユーロ買い・ドル売りが入った。一方、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの高まりがユーロの上値を抑えた。

ドイツIfo経済研究所が22日発表した2月の企業景況感指数は98.9と、金融情報会社リフィニティブがまとめた市場予想(96.5)を上回った。半年後の見通しを示す期待指数も99.2と市場予想を上回り7カ月ぶりの高水準だった。原油価格の上昇を背景に欧州国債利回りが上昇したのもユーロ買いを誘った。

半面、ウクライナ情勢を巡っては、欧米諸国とロシアとの緊張関係が一段と高まっている。ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の一部地域の独立を承認し、22日にはウクライナ東部への派兵を命じた。国際社会からの非難が高まるなか、英国はロシアの銀行などの資産を凍結する経済制裁を発表した。欧州連合(EU)も金融などを対象にした制裁案を公表した。さらなる緊張の激化を警戒したユーロ売り・ドル買いも出て、ユーロの上値は限られた。

円は対ユーロで下落し、英国時間16時時点は1ユーロ=130円40~50銭と、前日の同時点に比べ30銭の円安・ユーロ高で推移している。ドイツやフランスなど主要株価指数の下げ幅が限定的となるなか、過度なリスク回避の動きが和らぎ、低リスク通貨とされる円に売りが出た。

英ポンドは対ドルで小幅に下落し、英国時間16時時点は1ポンド=1.3590~3600ドルと、前日の同時点に比べ0.0010ドルのポンド安・ドル高で推移している。22日にイングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁が講演し「インフレには下振れリスクもあり、金融を引き締めすぎる危険がある」などと述べた。同氏は2月の英中銀の金融政策委員会で0.50%の利上げ幅を主張したが、引き締めに前向きな「タカ派」姿勢をやや弱めたとの受けとめから、ポンドに売りが出た。

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