ロンドン外為9時半 ユーロ、対ドルで上げ幅広げる 1.07ドル台後半
【NQNロンドン=菊池亜矢】27日午前のロンドン外国為替市場で、ユーロは対ドルで上げ幅を広げた。英国時間9時30分時点は、1ユーロ=1.0760~70ドルと、前週末の同16時時点と比べ0.0010ドルのユーロ高・ドル安で推移している。ドイツ企業景況感の改善が続き、ユーロ買い・ドル売りが入った。
ドイツIfo経済研究所が27日発表した3月の独企業景況感指数は93.3と5カ月連続で改善し、2022年2月以来1年1カ月ぶりの高水準となった。先行き6カ月後の見通しを示す期待指数も前月から改善し、市場予想も上回った。製造業の主要な分野で心理が大幅に改善した。ドイツ経済が堅調さを維持しているとの見方がユーロ相場を支えている。
前週末に急落していたドイツ銀行の株価は反発している。ドイツやフランスなど欧州の主要株価指数が上昇しており、投資家のリスク回避姿勢が和らいだのも、ユーロ買い・ドル売りにつながった。
英ポンドは対ドルで一段高となり、英国時間9時30分時点は1ポンド=1.2250~60ドルと、前週末の同16時時点と比べ0.0030ドルのポンド高・ドル安だった。
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