ロンドン外為9時半 ユーロ、一段安 ユーロ圏PMIが急低下
【NQNロンドン=菊池亜矢】23日午前のロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで一段安となっている。英国時間9時30分時点は1ユーロ=1.0490~0500ドルと、前日の同16時時点と比べ0.0100ドルのユーロ安・ドル高で推移している。23日発表の6月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI、速報値)が急低下し、ユーロ圏経済の勢いが急速に鈍化していることが示された。長期化するインフレと金融政策の正常化加速がさらに先行きの成長鈍化を招くとの懸念からユーロ売り・ドル買いが優勢となっている。
ユーロ圏総合PMIは51.9と、1年4カ月ぶりの低水準となったほか、製造業の産出指数は49.3と好不況の分かれ目となる50を下回り、2年ぶりの低さとなった。サービス業PMIも前月から急落した。
英ポンドも対ドルで下げ幅を拡大し、英国時間9時30分時点は、1ポンド=1.2170~80ドルと、前日の同16時時点に比べ0.0130ドルのポンド安・ドル高で推移している。
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