欧州市場の主要指標11時半 ロンドン株、堅調 英ポンドとユーロ、一段安
【NQNロンドン=菊池亜矢】27日午前のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は堅調に推移している。英国時間11時半時点は、前日に比べ0.44%高だった。英国債利回りが上昇しており、利ざや改善期待から銀行株に買いが入った。
米連邦準備理事会(FRB)が26日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、3月の利上げ開始を示唆したことから26日のニューヨーク債券市場で米金利が上昇。米金利の上昇圧力が英金利にも及んだ。
欧州各国の主要株式相場はまちまち。欧州主要600社の株価指数であるストックス600は前日比0.25%ほど下げて推移している。
ロンドン外国為替市場で、英ポンドとユーロは対ドルで一段安となっている。同11時半時点でポンドは1ポンド=1.3395~3405ドルと、前日の同16時時点と比べて0.0105ドルのポンド安・ドル高だった。ユーロは1ユーロ=1.1180~90ドルと、0.0100ドルのユーロ安・ドル高で推移している。米金利上昇を受けたドル買いの勢いが強い。
ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場は1バレル90.15ドル近辺に上昇した。ロンドン地金市場協会(LBMA)の金価格は1トロイオンス1809.69ドル前後に下げている。国際指標のロンドン金属取引所(LME)の銅3カ月先物は前日比1%ほど下落する一方、アルミニウム3カ月先物は上昇している。