欧州市場の主要指標11時半 ポンドは下落 欧州株安
【NQNロンドン】22日午前のロンドン外国為替市場で、英ポンドは対ドルで下落している。英国時間11時半時点では、前日の16時時点に比べ0.0060ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.3660~70ドル。
早朝に発表された2020年12月の英小売売上高の伸びが市場予想を下回り、その後発表された1月の英総合購買担当者景気指数(PMI)も予想を下回ったことから、ポンド売りが広がっている。
ユーロは対ドルで上昇している。前日の16時に比べ0.0030ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.2180~90ドル。
円は対ドルで小幅安。同10銭円安・ドル高の1ドル=103円60~70銭で推移している。
英株価指数のFTSE100種総合株価指数は11時半時点で、前日の終値に比べ0.9%安と下げ幅を広げている。景気に敏感な資源株と金融株の下落が株価指数の下げに大きく影響している。個別では、航空のインターナショナル・エアラインズ・グループの下げと、建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループの上昇が目立つ。
欧州各国の主要株式相場はそろって下げている。午前に発表された1月のユーロ圏総合PMIが市場予想を下回ったことを受けて、下げ幅が拡大している。欧州主要600社の株価指数であるストックス600は前日比で1.2%安だった。
ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場は1バレル54.85ドル付近に下落している。ロンドン地金市場協会(LBMA)の金価格は1トロイオンス1848.24ドル前後で軟調。ロンドン金属取引所(LME)で銅先物相場も下げている。銅の最大消費国である中国で、新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、需要減が懸念され売りが先行している。
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