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アルケゴスの巨額損失、混乱に警戒感(先読み株式相場)

30日の東京株式市場で日経平均株価は反落しそうだ。米投資会社の巨額損失に関連した相場の混乱への警戒感などから25日移動平均(2万9384円)近辺では上値の重い展開となるだろう。下値めどは前日の終値(2万9384円)より400円ほど安い2万9000円との声があった。きょうは配当権利落ち日で日経平均の配当落ち額は180円ほどと予想される。

29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。前週末比98ドル(0.29%)高い3万3171ドルと連日で過去最高値を更新して引けた。バイデン米大統領は29日の記者会見で、4月19日までに米国内の成人の90%が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けられるようになるとの見通しを表明し、経済正常化への期待感が相場を支えた。

そうしたなか米長期金利は1.7%を超えて上昇したことが重荷となり、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比0.60%安で終えた。米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの保有株の投げ売りに絡んだ金融機関への影響も警戒され、株式相場の上値は重かった。

きょうの東京市場では米金利の上昇を受けてグロース(成長)株には買いが入りづらく、バリュー(割安)株優位の展開となりそうだ。アルケゴスの巨額損失の件に関する全容は判明しておらず、「ポジション解消の動きが他のヘッジファンドに広がらないか注視したい」(国内証券のストラテジスト)との警戒もある。上げにくい展開となりそうだ。

日本時間30日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇した。6月物は2万9330円と、前日の清算値(2万9080円)を250円上回った。

きょうから受渡日ベースで新年度入りとなる。2月の有効求人倍率、完全失業率が発表される。東証マザーズ上場にスパイダープラス(4192*J)とAppier Group(4180*J)が上場する。西松屋チェーンが2021年2月期決算を発表する。海外では3月の米消費者信頼感指数が発表される。

〔日経QUICKニュース(NQN)大沢一将〕

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