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変異型警戒、リスク回避ムード広がる(先読み株式相場)

29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、心理的節目の2万8000円を意識した展開となりそうだ。南アフリカなどで新型コロナウイルスの変異型が見つかり、感染拡大を警戒した足元の世界株安の流れがきょうも継続しそうだ。前週末の米株式市場でダウ工業株30種平均が一時1000ドル安となったのをはじめ、欧州株式市場や商品市場、外国為替市場でも運用リスクを回避する動きが強まっている。

前週末26日の米ダウ平均は急落し、終値は前営業日の24日に比べ905ドル(2.5%)安の3万4899ドルと下げ幅、下落率ともに今年最大となった。新型コロナの新たな変異型「オミクロン型」の感染拡大が世界経済の回復に水を差すという見方が広がった。米長期金利の低下も重荷となり、景気敏感株を中心に売りが膨らんだ。

「オミクロン型」は多くの変異を持ち、ワクチンが効きにくい性質や高い感染力を持つ可能性が指摘されている。欧州や香港でもすでに感染が確認されている。ウイルスに対する脅威から、ニューヨーク原油先物が急落、対ドルの円相場も上昇と、市場全体にリスク回避ムードが広がっている。既に前週末の東京市場では、ウイルスの確認が伝わり日経平均は747円安と大幅に下落していたが、あく抜け感はまだ出そうにない。各国・地域の政府は水際対策で渡航制限を強化しており、空運やレジャー関連を中心に幅広い銘柄が売りに押されるだろう。

日本時間27日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は大幅に下落し、12月物は前日の清算値と比べ940円安い2万7850円で終えた。

前週末の米株式市場は感謝祭翌日で午後1時までの短縮取引だった。取引参加者が少ないなか、一方的に下げが加速しやすかった面もある。米株価指数先物が下げ渋るようなら、日経平均も下げ幅を縮小する展開も考えられる。

国内で日産自動車が長期ビジョンを発表する。日銀の黒田東彦総裁がパリ・ユーロプラスの開くフォーラムで講演する。海外では日本時間30日早朝にかけてパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁らが講演する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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