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米ナスダック高値も方向感欠く(先読み株式相場)

27日の東京株式市場で日経平均株価は2万9000円台前半を中心に方向感を欠く展開か。26日の米株式市場で、ナスダック総合株価指数が2カ月半ぶりに過去最高値を更新。国内でもハイテク関連株の追い風となり、相場の支えとなる。半面、本格化する企業決算発表で、好決算でも売られる銘柄が目立つことは相場の重荷だ。市場では「日経平均は2万8900~2万9300円を中心に推移しそうだ」との見方があった。

日本時間27日朝には、電気自動車(EV)のテスラが2021年1~3月期決算を発表した。最終黒字は7四半期連続で、過去最高益を記録したものの、時間外取引で株価は下落。世界的に注目度の高い銘柄だけに、日本株全体にも影響を与えるかもしれない。

26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比61ドル(0.18%)安で終えた。商品価格の上昇を背景に、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など消費関連の一角が売られた。半面、今週に決算発表が集中する主力ハイテク株は業績期待から上昇し、相場を下支えした。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は0.87%高となり、最高値を更新した。S&P500種株価指数もおよそ1週ぶりに最高値となった。

国内では、注目企業の決算発表後の株価がさえない。26日も、11年連続の最高益となったエムスリーが6%安。これまでも安川電日電産のように決算内容が良くても売られる銘柄が目立つ。相場全体の地合いを冷やす要因となっており、買い上がる雰囲気は乏しい。

26日の大引け後には日東電が22年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比7%増になりそうだと発表した。市場の期待が高い電子部品株だけに、もし決算を受けてさえない動きとなれば、悪い流れが続くことになる。

一方で、期待が高くなかった銘柄は見直されやすい状況だ。昨年1年間で株価が3割下げたキヤノンは26日、21年12月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比68%増になる見通しだと発表。発表後に私設取引では買いが優勢となっていた。

東証1部にはテスHDが上場する。きょうは国内では野村アドテストなどが21年3月期決算を発表する。米国では、マイクロソフトやアルファベットが決算を発表する。

〔日経QUICKニュース(NQN) 矢内純一〕

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