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<米国>アマゾン続伸、映画制作のMGMを84.5億ドルで買収

【NQNニューヨーク=張間正義】(米東部時間10時50分、コード@AMZN/U)26日の米株式市場でネット通販のアマゾン・ドット・コムが3日続伸し、一時は前日比0.6%高の3278.99ドルを付けた。26日朝に米映画製作大手メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)を84億5000万ドルで買収すると発表した。動画配信サービス「アマゾン・プライム・ビデオ」の強化につながるとみて、収益拡大を期待した買いが入った。

MGMは老舗の映画制作会社でスパイアクション映画「007」シリーズなどで知られる。アマゾンは買収で自社保有の映像コンテンツを拡充し、メディアの主戦場となった動画配信市場で競合するネットフリックスやウォルト・ディズニーに対抗する狙いだ。アマゾンにとっては2017年に買収したスーパーマーケット、ホールフーズ・マーケットに次ぐ過去2番目の大型買収となる。

キーバンク・キャピタル・マーケッツは買収に対し「(MGMの)豊富なコンテンツを考慮すると魅力的な買収価格」と指摘。プライム・ビデオの強化は「成長著しい広告事業の一段の拡大にもつながる」と評価した。

もっとも、買収観測が事前に報道されていたこともあり、アマゾン株は小幅な上昇にとどまっている。米議会などは大手ハイテク企業のM&A(合併・買収)が競争を阻害しているとの懸念を高めている。今回の買収も独禁当局がすんなり承認するか見通せない部分もあり、買いの勢いは弱い。

制作費が巨額化している米動画配信業界では84.5億ドルの買収は「インパクトが弱い」との見方もある。ネットフリックスは年170億ドル、ディズニーは年160億ドルを独自コンテンツの制作・取得に費やしている。AT&Tのメディア事業「ワーナーメディア」とディスカバリーの統合新会社は年200億ドルをコンテンツに投じると伝わっている。

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