/

<米国>スクエア8%安、ビットコインリスク嫌気 アナリストは高評価も

【NQNニューヨーク=戸部実華】(コード@SQ/U)24日の米株式市場で決済サービスのスクエアが大幅に3日続落し、前日比7.5%安の237.32ドルで通常取引を終えた。23日夕に発表した2020年10~12月期決算は市場予想を上回り、アナリストによる目標株価の引き上げが相次いだ。ただ、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの投資拡大の不透明感などが意識され、売りが優勢だった。

売上高は前年同期比2.4倍の31億5897万ドルと、QUICK・ファクトセットがまとめた市場予想(31億ドル)を上回り、四半期として過去最高だった。個人間の小口送金などを提供するアプリ「キャッシュアップ」が好調で伸びをけん引した。特別項目を除く1株利益は0.32ドルと市場予想(0.24ドル)を上回った。

併せて、1億7000万ドル相当のビットコインを新たに購入したと発表した。現行の会計基準ではビットコインの評価益は利益計上できないが、評価損は損失計上する必要がある。価格変動が大きいビットコイン投資は不透明要因と捉えられやすい。開発投資や販管費がかさみ、10~12月期の純利益が25%減ったことも踏まえ、目先の利益下振れリスクを懸念する見方を誘った。米長期金利の上昇基調が高PER(株価収益率)銘柄の重荷となる地合いも、売りにつながった。

決算発表を受け、ウェルズ・ファーゴは投資判断を「買い」から「中立」に引き下げたと伝わった。キャッシュアップや、企業向けに決済や販売支援サービスを提供する「セラー部門」の成長は株価に織り込み済みという。ジェフリーズは追加経済対策の効果が薄れた後に業績の伸びが鈍る可能性を指摘した。

ただ、成長期待から目標株価を引き上げるアナリストが多かった。ニーダムは短期的には追加経済対策がキャッシュアップ事業の追い風となり、長期的には景気回復でセラー部門の伸びが加速すると分析した。目標株価を250ドルから300ドルに引き上げた。

トゥルイスト証券は、投資家は変動率が高いビットコイン以外の事業拡大に注目すべきだといい「キャッシュアップが銀行のような機能を拡大する中で収益力を高める」と評価。目標株価は300ドルから325ドルに上方修正した。カナコード・ジェニュイティは「キャッシュアップは包括的なサービスの提供で同業他社をリードしている」と指摘、目標株価を200ドルから280ドルに引き上げた。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン