労働者の分け前、景気後退期に比率高まる皮肉
[有料会員限定]
経済全体に対する労働者の分け前の比率が高まっている。内閣府が24日に公表した2019年度の労働分配率は2年連続で上昇した。国内の景気は18年10月を山に後退局面に入った。労働者への報酬はすぐには減らず景気に遅行しやすいため、景気後退期には労働分配率が高まるという皮肉な傾向が強い。新型コロナウイルスの感染拡大で経済が急激に縮小している20年度は労働分配率が一段と上昇しそうだ。...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1486文字