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関心は米大統領就任式へ(先読み株式相場)

20日の東京株式市場で日経平均株価は続伸しそうだ。14日に付けた昨年来高値(2万8698円)を上回り、1990年8月3日(2万9515円)以来およそ30年ぶりの高値更新が視野に入る。イエレン米次期財務長官が19日の議会公聴会で財政出動による景気回復に注力する姿勢を示したのを好感し、日本株も買いが優勢となるだろう。日経平均は前日終値(2万8633円)から100円程度の上昇が見込まれる。

19日の米市場でダウ工業株30種平均は反発し、116ドル(0.37%)高だった。追加経済対策やワクチン普及期待が追い風となった。ハイテク株にも資金が流入し、ナスダック総合株価指数は1.52%上昇。フィラデルフィア半導体株指数は3.35%高と大幅に上げた。

動画配信大手の米ネットフリックスが日本時間20日朝に発表した2020年10~12月期決算は、売上高が前年同期比22%増の66億4444万ドルと、市場予想(66億2000万ドル)を上回った。1~3月期の世界の有料契約者数の見通しも市場予想を大幅に上回り、時間外取引で株価は急伸している。米大手ハイテク企業の好決算も投資家心理を前向きにしそうだ。

もっとも、日経平均は前日にイエレン氏の公聴会に対する思惑ですでに大幅高となっており、きょうの上昇はやや小幅にとどまるだろう。日本時間20日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物3月物は前日の清算値と比べ30円高い2万8700円で終えた。

市場の関心は、米民主党のバイデン氏の20日の大統領就任式に移る。市場は様子見になる可能性もあるが、イエレン氏の公聴会前と同様に先回り的な買いが入ってもおかしくはない。政権発足後の100日間は「ハネムーン期間」と呼ばれ、批判的な声も出にくい。

国内は2020年4~12月期の決算発表が本格化する前とあって、手がかりが乏しい。19日には証券会社の目標株価見直しで太陽誘電レーザーテクなどが上昇している。アナリストの目標株価が実際の株価を大きく下回っているような銘柄では、決算前に目標株価を見直す動きが広がるかもしれない。

海外では、中国人民銀行(中央銀行)が最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)を公表する。オランダの半導体製造装置世界大手ASML(@ASML/AM)が10~12月期決算を発表する。同社の業績や受注動向はレーザーテク株の材料になる場合が多く、注目度が高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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