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5月の輸出、41年ぶり増加幅 米中向け自動車伸長

財務省が16日発表した5月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額は前年同月比49.6%増の6兆2613億円と3カ月連続の増加だった。前年同月は新型コロナの影響で低迷していた米国や中国の景気回復に伴い両国への自動車輸出などが大幅に伸長した。輸出の増加幅は1980年4月(51.4%)以来、約41年ぶりの大きさとなった。

輸出の内訳は自動車、自動車部品いずれも2.4倍だった。輸入も全体で27.9%増と大幅に伸びた。単価が上昇し原粗油が2.7倍となったほか、ベルギーからのワクチン輸入などが寄与し医薬品は61.1%増加した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1871億円の赤字と4カ月ぶりの赤字となった。市場予想平均は912億円の赤字だった。

対米国の輸出は87.9%増の1兆1045億円と3カ月連続で増加した。増加幅は比較可能な1980年1月以来最高となった。自動車が3.4倍、自動車部品は4倍、エンジン部品など原動機が2.1倍とけん引した。輸入は28.7%増で、医薬品や航空機類が伸びた。貿易収支は3609億円の黒字だった。

対中国の輸出額は23.6%増の1兆3927億円と11カ月連続で増加した。半導体製造装置が63.9%増、自動車が42.9%増などとなった。輸入は4.8%増で、携帯電話といった通信機などが伸びた。貿易収支は1918億円の赤字と2カ月連続の赤字となった。輸出、輸入とも5月として過去最高だった。中国含むアジア向け輸出も5月としては過去最高だった。

EU向け輸出も69.6%増と比較可能な1980年1月以来最大の増加幅だった。自動車、自動車部品などが伸びた。輸入は医薬品、自動車などの増加で39.4%増だった。

新型コロナ前の2年前の5月比では、世界への輸出は7.3%増加し、輸入は5.2%減少した。米国向け輸出入は減少する一方、中国向け輸出は同21.3%、輸入は2.7%、それぞれ増加している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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