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米株高で買い先行も上値重く(先読み株式相場)

16日の日経平均株価は上昇するも上値が重い展開か。米追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン開発への期待で前日の米株式相場が上昇しており、投資家のリスク選好姿勢が強まって買いが先行するだろう。ただ米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に、買い一巡後は持ち高調整売りも出やすい。日経平均の上値メドは今月9日に付けた年初来高値(2万6817円)近辺となりそうだ。

15日のダウ工業株30種平均は反発し、終値は前日比337ドル(1.1%)高の3万0199ドルだった。民主党のペロシ下院議長と共和党上院のマコネル院内総務らが経済対策について協議すると伝わった。米食品医薬品局(FDA)が、米バイオ製薬モデルナの新型コロナワクチンが緊急使用許可の承認基準を満たすとの分析結果を公表したのも追い風だった。

15日の米市場では建機大手のキャタピラーが2%高となるなど、景気敏感株が買われた。東京市場でも、PBR(株価純資産倍率)が低く業績が景気変動に影響を受けやすい銘柄を中心に買いが優勢になるだろう。日本経済新聞電子版は15日に「米アップルが2021年1~6月にiPhoneの生産計画を前年同期比30%増にする方針を取引企業に伝えた」と報じ、アップル株は5%高と大幅高で終えた。前日の取引時間中に伝わっていたが、アップル株の急伸を受けて改めて太陽誘電村田製作所など電子部品株に買いが入る可能性がある。

16日は電子楽器大手のローランドが東証1部に再上場する。家電製品開発のバルミューダ、フィットネスクラブ運営のFast Fitness Japan(証券略称:FFJ、7092)がそれぞれ東証マザーズ市場に新規上場する。今週だけで12社の新規株式公開(IPO)が予定されており、個人投資家の資金が分散しやすいとみられる。

米国では日本時間17日未明に米連邦準備理事会(FRB)がFOMCの結果を発表する。市場では資産買い入れ策の指針を見直すとの予想が多い。量的緩和の拡大や購入する債券の年限長期化といった追加緩和に踏み切るかどうかも注目点だが、金融資本市場が落ち着くなか今回は見送るとの見方もある。ハト派姿勢が後退したと受け止められれば16日の米株式相場が下落し、あすの日本株にも波及するだろう。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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