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GoTo一斉停止、経済への影響懸念(先読み株式相場)

15日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、2万6600円台で推移しそうだ。菅義偉首相は14日、観光需要喚起策「Go To トラベル」事業を今月28日~2021年1月11日まで全国一斉に停止すると表明した。新型コロナウイルスの感染者数増加も続いており、経済への悪影響懸念が株価の重荷となりそうだ。半面、新型コロナワクチンの接種が米国で始まるなど、ワクチン普及による経済活動の正常化期待は消えていない。下値では買いも入り、相場を支えるだろう。

14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比184ドル(0.6%)安の2万9861ドルで終えた。コロナ感染再拡大に歯止めがかからず、経済の停滞を懸念した売りが膨らんだ。感染防止のためロックダウン(都市封鎖)が再度導入されるとの懸念も浮上し、ダウ平均は取引終了にかけて下げ幅を広げた。

国内でもコロナ再拡大による経済活動の抑制が懸念され、株価の重荷となるだろう。「Go To トラベル」事業の一時停止に加え、東京都は飲食店などを対象にした22時までの時短営業の要請を21年1月11日まで延長すると発表した。旅行や外食業界を中心に影響は大きくなりそうだ。

もっとも、米国では年内に追加経済対策が決まるとの思惑に加え、14日からはワクチン接種も始まった。国内で政府は15日の臨時閣議で20年度第3次補正予算案を決める。ワクチン期待や財政による支援が続くとの安心感から下値では買いも入り、株価は下落しても小幅にとどまる公算が大きい。

大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物21年3月物は前日の清算値を10円下回る2万6680円で終えた。

個別株では健康食品のキューサイ(福岡市)を買収すると報道されたユーグレナに注目が集まる。買収額は400億円程度とみられるという。2020年10月期の連結純利益が前の期比25%増の150億円と過去最高を更新した神戸物産にも関心が高い。出資先の米ドアダッシュの株価が14日の株式市場で急落したソフトバンクグループの株価推移にも要注意だ。

きょうは東証2部にビーイングホールディングス、東証マザーズ市場にスタメンが上場し、年末のIPO(新規株式公開)ラッシュが始まる。海外では、中国の11月の工業生産高や小売売上高など重要統計発表が集中する。12月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数や11月の米鉱工業生産・設備稼働率が発表予定だ。米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)を16日まで開く。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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