海外勢、4月に日本株を3兆3881億円買い越し 3年ぶりの高水準
財務省が12日発表した対外及び対内証券売買契約などの状況(月次、指定報告機関ベース)によると、海外投資家は4月に日本株を3カ月ぶりに買い越した。買越額は3兆3881億円と、2019年4月以来3年ぶりの高水準だった。4月は外国為替市場で円安・ドル高が急速に進み、日本株への買いが優勢になった。
海外投資家は国内中長期債を2カ月ぶりに買い越した。買越額は1312億円。日銀による連続指し値オペ(公開市場操作)により4月下旬は債券売りが出たが、10年物国債に一定の需要がみられたことなどもあって買い越しとなった。短期債は2カ月ぶりの買い越しで、買越額は6511億円だった。
国内投資家は海外株式を2カ月連続で売り越した。売越額は3387億円。海外の中長期債は3カ月連続で売り越した。売越額は2兆563億円と、3カ月連続で2兆円を超える売り越しとなった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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