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手控えムード、円安が支え(先読み株式相場)

11日の東京株式市場で日経平均株価はしっかりとした動きか。前週末8日発表の9月の米雇用統計で雇用者数の増加幅が市場予想を下回り、米株式相場はさえなかった。日本株の重荷になりそうな半面、円相場が1ドル=112円台前半まで円安・ドル高となり、採算改善期待が輸出株の支えになるだろう。

前週末8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに小反落し、前日比8ドル安だった。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は0.5%安だった。雇用統計は景気動向を映す非農業部門雇用者数が前月比19万4000人増と市場予想(50万人増)を下回り、労働市場の回復鈍化懸念が相場を下押しした。

米株の動きを踏まえると、手控えムードが漂いそうだ。原油高も続いており、エネルギー価格の上昇が景気を冷やすとの警戒もある。

一方、株式相場の支えになりそうなのが、円安基調の継続だ。8日のニューヨーク外国為替市場では、1ドル=112円台前半とおよそ2年半ぶりの円安・ドル高水準を付けた。収益の押し上げを期待した買いが自動車株や電機株などに広がるかもしれない。

岸田文雄首相は10日に出演したテレビ番組で、金融所得課税を当面は強化しない考えを明らかにした。岸田首相が金融所得課税の見直しを打ち出していることが投資家心理を冷やす材料になっているとの見方があっただけに、市場で好感される可能性がある。

個別では、安川電機への関心が高い。8日、2022年2月期の連結営業利益が前期比2.1倍の580億円になりそうだと発表した。従来予想から40億円引き上げ、私設取引では買いが優勢になった。

QUICKは10月の株式月次調査を発表する。海外では、ノーベル経済学賞が発表になる。コロンバスデーの祝日で米債券・外為市場が休場となる。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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