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日経平均、米半導体株高が追い風(先読み株式相場)

11日の東京株式市場で日経平均株価は続伸しそうだ。10日の米株式相場の上昇が投資家心理を上向かせる。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1%超高となったのを受け、東京市場でも半導体関連を中心にハイテク株への資金流入が見込まれる。日経平均は2万9100円程度まで上昇しそうだとの予想があった。

10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比19ドル高の3万4466ドルで終えた。S&P500種株価指数は1カ月ぶりに最高値を更新した。5月の米消費者物価指数(CPI)は市場の予想以上に上昇したが、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小を急ぐほどではないとの見方から米長期金利が低下。ハイテク株を中心に買われ、ナスダック総合株価指数は反発した。

国内でもハイテク株に買いが集まりそうだ。10日夜に「半導体受託生産の世界最大手である台湾積体電路製造(TSMC)が、日本で初めてとなる半導体工場を熊本県に建設する検討に入った」と日本経済新聞電子版が伝えた。世界各国で半導体産業に政策支援する動きが強まっていることが改めて意識され、関連銘柄に再び資金が入りそうだ。

国内では新型コロナウイルスのワクチン接種も進んでいる。市場参加者からは「想定よりも接種のスピードが早い」(国内証券)との声が聞かれる。順調なワクチン普及も経済再開への期待を強める明るい材料だ。

大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月物は2万8910円で終えた。きょうは株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出日となる。寄り付き時点では需給要因をもとに日経平均がやや荒い動きとなる可能性もあるが、市場からは「裁定残高が積み上がっておらず、SQ前の日経平均のボラティリティー(変動率)が比較的落ち着いていたため、期先への乗り換え(ロールオーバー)は順調に進んでいたと想定される」(みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジスト)との声が聞かれた。

東芝が注目。10日、2020年7月の株主総会の運営について調査した弁護士から報告書を受け取ったと発表した。報告書は一部株主が圧力を受けて議決権行使をしなかったとし、総会が「公正に運営されたものではない」と結論づけた。

国内では4~6月期の法人企業景気予測調査が発表になる。海外では6月の米消費者態度指数が発表されるほか、きょうから13日まで主要7カ国首脳会議(G7サミット)が英国で開かれる。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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