株、ぐらつく円安神話 米CPIショック再来にご用心
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10日午前の東京株式市場で日経平均株価は前日比325円安の2万7391円となった。米政治情勢の不透明感を嫌気した前日の米株安が響いた。企業業績を押し上げるとされてきた円安の効果は原材料高に打ち消され、日本株の浮揚力をそいでいる。10月の米消費者物価指数(CPI)が日本時間10日夜に発表される。米金融引き締めが長引けば、株式相場の低空飛行が続きかねない。
9日の米株式市場は全面安の様相となり、ダウ...
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