デンソーの今期、純利益2.4倍に下方修正 半導体不足など響く
デンソー(6902)は2日、2022年3月期(今期)の連結純利益(国際会計基準)が前期比2.4倍の3010億円になりそうだと発表した。従来予想の2.7倍の3360億円から引き下げた。半導体不足などによる自動車減産や新型コロナウイルスの感染拡大の影響を反映した。
売上高にあたる売上収益は11%増の5兆4800億円と、従来予想(12%増の5兆5400億円)から下方修正した。営業利益は2.6倍の4000億円と、従来予想(2.8倍の4400億円)から引き下げた。
同時に発表した21年4~12月期の連結決算は、売上収益が前年同期比14%増の4兆90億円、営業利益が3.8倍の2562億円、純利益が4.5倍の1933億円だった。前年と比較して自動車販売が回復し、固定費の低減や合理化も進んだ。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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