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1~3月期の設備投資、4四半期連続減 多くの業種で投資抑制続く

財務省が1日発表した2021年1~3月期の法人企業統計によると、金融業・保険業を除く全産業の設備投資は前年同期比7.8%減の14兆4702億円だった。減少は4四半期連続。一方、全産業の経常利益は8四半期ぶりに増加に転じた。自動車含む輸送用機械など製造業の増益率は大きかったものの、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、多くの業種で投資抑制傾向が続いた。

設備投資の内訳を見ると、製造業は前年同期比6.4%減だった。輸送用機械は25.6%減で、財務体質強化のため投資を抑制する傾向があったという。電気機械も18.0%減だった。

非製造業は8.5%減と、20年10~12月期(2.6%減)から減少率が拡大した。需要の減少を背景に不動産業、運輸業、郵便業などが大幅に減少した。

全産業ベースの経常利益は26.0%増の20兆746億円と8四半期ぶりに増加した。そのうち製造業は10四半期ぶりに増加に転じた前回(21.9%増)をさらに上回る63.2%増と、大幅な増益となった。国内外で需要が好調だった輸送用機械、原油価格の上昇が追い風になった石油・石炭が寄与した。新型コロナの影響で需要が激減した前年同期が低水準だった反動も出た。

非製造業も10.9%の増益と5期ぶりに増益に転じた。純粋持ち株会社が分類されるサービス業が40.6%増と大幅な増益となっており、ソフトバンクグループ(9984)の寄与が大きいと見られる。純粋持ち株会社分を除くとサービス業は減益だった。

全産業の売上高は3.0%減の334兆2549億円と、7四半期連続で減少した。製造業は1.4%減、非製造業は3.6%減だった。

国内総生産(GDP)改定値を算出する基礎となる金融業・保険業を含む全産業のソフトウエアを除く設備投資額は、前年同期と比べると9.3%減だった。20年10~12月期(5.9%減)から減少幅は広がった。

同統計は資本金1000万円以上の企業収益や投資動向を集計した。今回の結果は内閣府が8日発表する21年1~3月期GDP改定値に反映される。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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