ロンドン株15日 反落 石油や銀行など景気敏感株に売り
【NQNロンドン】15日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は反落した。前日の終値に比べ66.25ポイント(1.0%)安の6735.71で引けた。構成銘柄の9割超が下落した。
新型コロナウイルスの影響で、世界景気の回復には時間がかかるとの見方から売りが優勢だった。午後に米株式相場が大幅に下落すると、英株市場も下げ幅を広げた。景気敏感株を中心に幅広い銘柄が売られた。
景気動向に左右されやすい石油株や鉱業株、銀行株が安かった。原油と銅相場の大幅下落も売り材料になった。ネット食品デリバリーのジャスト・イートの下げも目立った。
産業用ソフトウェアのアヴィバグループは大幅に上昇した。大型契約の更新を受けて2020年10~12月期が増収となり、通期の見通しにも自信を示したことが手掛かりになった。セキュリティー対策ソフト大手のアバストは連れ高した。医薬品株と公益株も堅調だった。