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米国株、ダウ続落68ドル安 景気鈍化を懸念した売り ナスダック反落

(更新)

【NQNニューヨーク=張間正義】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比68ドル93セント(0.2%)安の3万5031ドル07セントで終えた。前日までの2営業日で300ドル余り下げたため朝方は買いが先行した。ただ、買い一巡後は新型コロナウイルスの感染拡大による景気回復の鈍化を警戒した売りが次第に優勢となった。

3日発表の8月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回ったのをきっかけに経済成長率見通しを下方修正する金融機関が増え、8日の投資家心理の重荷となった。米連邦準備理事会(FRB)は8日に発表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、新型コロナの感染拡大で夏場に景気回復がやや鈍化したとの認識を示した。

航空機のボーイングや化学のダウ、金融のゴールドマン・サックスなど景気敏感株の一角が下げた。スポーツ用品のナイキも売られたほか、前日に上場来高値を更新していたスマートフォンのアップルは5営業日ぶりに反落した。

ただ、ダウ平均の下げ幅は限られた。米労働省が発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人件数が5カ月連続で過去最高を更新した。経済再開に伴う求人増加は続いており、雇用回復は続くとの見方は支えとなった。個別では、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や外食のマクドナルドなどディフェンシブ株が買われた。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は8日、テーパリング(量的緩和の縮小)について「経済が予想通りに改善を続けるなら、年内に資産購入のペースを下げ始めることが適切だろう」と述べた。8月の雇用統計を受けても年内のテーパリング開始予想を維持する金融機関は多く、相場への影響は限られた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落し、前日比87.691ポイント(0.6%)安の1万5286.637で終えた。交流サイトのフェイスブックとネット検索のアルファベットが下げた。エヌビディアなど半導体株も総じて安く、暗号資産(仮想通貨)交換業者のコインベース・グローバルも売られた。

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