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米国株、ダウ続伸し575ドル高 9週ぶり上昇 過度なインフレ懸念の後退で

(更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続伸し、前日比575ドル77セント(1.8%)高の3万3212ドル96セントで終えた。朝方発表の米物価指標の伸び率が縮小し、インフレ加速への過度な警戒感が和らいだ。消費関連やハイテク株を中心に買いが入り、取引終了にかけて上げ幅を広げた。

ダウ平均は週間で1951ドル高と、9週ぶりに上昇した。週間の上昇率は6.2%と2020年11月2~6日(6.9%)以来の大きさ。

4月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、変動が激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比4.9%上昇と前月(5.2%上昇)から伸びが鈍化し、市場予想と一致した。PCE物価指数は米連邦準備理事会(FRB)が物価指標として重視している。「秋以降に想定したほど金融引き締めを加速せずに済むとの見方が市場の一部で広がり、投資家心理の改善につながった」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との声が聞かれた。

同時に発表された個人消費支出は市場予想以上に伸びた。インフレにかかわらず米経済を支える消費は底堅いとの見方から、消費減速への過度な懸念が和らいだ。映画・娯楽のウォルト・ディズニーが4%高となり、スポーツ用品のナイキやクレジットカードのアメリカン・エキスプレス、同業のビザも高い。航空機のボーイングも4%高で終え、化学のダウや建機のキャタピラーなど景気敏感株も買いが優勢だった。

米長期金利は前日比0.01%低い(債券価格は高い)2.74%で終えた。今月は米長期金利が3%を超える場面もあったが、上昇に一服感が出ていることも株買いを支えた。スマートフォンのアップルが4%高、ソフトウエアのマイクロソフトが3%高で終えた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比390.481ポイント(3.3%)高の1万2131.131で終えた。主力株が軒並み買われ、検索サイトのアルファベットとネット通販のアマゾン・ドット・コムは4%高となった。電気自動車のテスラは7%高、画像処理半導体のエヌビディアは5%高で終えた。

ナスダック総合株価指数は週間では776.514ポイント(6.8%)高となり、8週ぶりに上昇した。

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