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米国株、ダウ反発242ドル高 FRB議長講演受け買い、ナスダック最高値

(更新)

【NQNニューヨーク=横内理恵】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比242ドル68セント(0.7%)高の3万5455ドル80セントで終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けて、当面は緩和的な金融環境が続くとの見方が広がり、投資家心理が改善した。

カンザスシティー連銀が主催した経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演したパウエル議長は「7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で自身が大半の参加者と同様、年内の資産購入縮小開始が適切になるとみていた」と述べ、年内のテーパリング(量的緩和の縮小)開始が適当との見解を示した。一方、「テーパリングは将来の利上げ時期を直接的に示唆するものではない」と早期の利上げ観測は否定した。

講演はおおむね市場の予想に沿った内容だったが、議長が緩和縮小の前倒しなどに言及しなかったことで改めて買い安心感が広がった。議長が物価上昇圧力の高まりは「一時的」との見方を繰り返したことで、インフレ懸念の高まりがFRBを早い段階で金融引き締めに向かわせるとの思惑が後退した面もあった。議長講演を受けて幅広い銘柄に買いが集まり、ダウ平均は上げ幅を拡大した。

化学のダウや航空機のボーイング、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)など景気敏感株が総じて上昇した。映画・娯楽のウォルト・ディズニーも高く、原油先物相場の上昇を受け、石油のシェブロンも買われた。米長期金利が前日比0.05%低い1.30%まで低下する場面があり、高PER(株価収益率)の主力ハイテク株にも買いが入った。

朝方発表の7月の米個人消費支出(PCE)は前月比0.3%増と市場予想と一致した。FRBが重視する物価指標のコアPCEデフレーターは前年同月比3.6%上昇と高い伸びが続いたが、市場予想と一致した。相場の反応は限られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反発し、前日比183.694ポイント(1.2%)高の1万5129.501と過去最高値を更新した。交流サイトのフェイスブックやネット検索のアルファベット(グーグル)の上昇が目立った。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体関連も高い。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も反発し、前日比39.37ポイント(0.9%)高の4509.37と初めて節目の4500を上回って終えた。

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