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米国株、ダウ続落し98ドル安 雇用統計でインフレ警戒強まる ナスダックも続落

(更新)

【NQNニューヨーク=古江敦子】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比98ドル60セント(0.3%)安の3万2899ドル37セントで終えた。朝方発表の4月の米雇用統計が労働市場の需給逼迫と高い賃金上昇を示した。インフレ高止まりが意識され、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが続くと警戒する売りが広がった。

ダウ平均は午前中に一時523ドル安まで下落した。前日もインフレ懸念で1063ドルと約2年ぶりの下げ幅で終えており、短期的に売られ過ぎとみた買いで下げ渋る場面もあった。値を戻しては下げを繰り返し、不安定な値動きだった。市場では11日に発表される4月の米消費者物価指数(CPI)で物価動向を見極めたい投資家も多い。

雇用統計では失業率が3.6%と前月から横ばいとなり、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の50年ぶりの低水準にほぼ並んだ。平均時給上昇率は前年同月比5.5%と高い伸びが続いた。市場では「FRBのタカ派姿勢の継続を裏付ける内容だった」(ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのチャド・モーガンランダー氏)との声が聞かれた。

米長期金利が一時3.13%と、2018年11月以来の高さに上昇したのも相場の重荷だった。長期金利は株式市場の引け後に3.14%に上昇する場面があった。

インフレが消費を冷やすとの見方から消費関連株の売りが目立ち、小売りのウォルマートやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが下落した。スポーツ用品のナイキは3%安。同業のアンダーアーマーが6日発表した決算で最終赤字に陥り、急落したのに連れ安した面もあった。長期金利上昇が嫌気され、顧客情報管理のセールスフォースなど高PER(株価収益率)のハイテク株も安い。

半面、安定成長が見込める銘柄やディフェンシブ株の一角は買いが優勢となり、スマートフォンのアップルは反発した。日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も高い。原油高を受けて石油のシェブロンは3%高で終えた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比173.029ポイント(1.4%)安の1万2144.662で終えた。連日で年初来安値を更新した。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや交流サイトのメタプラットフォームズ、半導体のエヌビディアなど主力株が下げた。

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