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米国株、ダウ反発し383ドル高 FOMC通過で買い安心感 ナスダックも大幅高

(更新)

【NQNニューヨーク=古江敦子】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前日比383ドル25セント(1.1%)高の3万5927ドル43セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)は15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和の縮小)加速を決め、来年の利上げ回数を従来の1回から3回に増やすとの予想を示した。ほぼ市場の想定内の結果と受け止められ、FOMCを通過した安心感から買いが優勢となった。

朝は売り先行で始まった。FOMCを控えて積極的な買いが手控えられたほか、11月の米小売売上高が前月比0.3%増と市場予想(0.8%増)を下回ったのを嫌気した売りが出た。

午後2時にFRBがFOMC結果を発表すると、相場は上昇に転じた。FRBは来年1月から新規の資産購入額を月300億ドルずつ減らす方針を決め、減額幅は11月に決めた月150億ドルから2倍に拡大した。高インフレの長期化を受け、予想通り、声明では物価押し上げ要因は「一時的」との表現を削除した。

会合後の記者会見でパウエルFRB議長は利上げ時期について明言を避けた。市場では「来年の利上げは米経済の回復ペース次第と慎重姿勢を見せ、株式の買い安心感につながった」(ナショナル・セキュリティーズのアート・ホーガン氏)との声が聞かれた。

FOMCを受けて長期金利は上昇したが、1.46%近辺と前日終値(1.44%)に比べて小幅の上昇で推移した。長期金利の落ち着きを受け、ハイテク株など高PER(株価収益率)銘柄への買いにつながった。

スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフト、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが高い。医療保険のユナイテッドヘルス・グループや製薬のメルクなどディフェンシブ銘柄も上昇した。クレジットカードのビザや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、工業製品・事務用品のスリーエムなど景気敏感株の一角にも買いが広がった。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反発し、前日比327.943ポイント(2.2%)高の1万5565.583で終えた。交流サイトのメタプラットフォームズ(旧フェイスブック)やネット通販のアマゾン・ドット・コムなど主力株が上昇。このところ軟調だったエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株も大幅高となった。

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