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米国株、ダウ反発し99ドル高 一時1115ドル安から持ち直す ハイテク株に押し目買い

(更新)

【NQNニューヨーク=川内資子】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反発し、前週末比99ドル13セント(0.3%)高の3万4364ドル50セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の正常化への警戒感やウクライナ情勢の緊迫化から売りが先行し、昼過ぎに下げ幅は一時1115ドルに達した。ただ、午後は最近の相場急落で目先の売りは出尽くしたとみた買いが入った。急速に下げ渋り、引け間際に上昇に転じた。

ダウ平均の日中の値幅(高値と安値の差)は1270ドルに達した。新型コロナウイルスの感染拡大で連日のように乱高下した2020年3月以来の大きさ。

FRBは25~26日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3月の利上げを示唆する見通し。市場ではインフレ加速を抑えるため、会合後の声明や議長会見で積極的な金融引き締め方針を示すとの警戒感が高まっている。ウクライナを巡ってはロシアによる軍事行動への警戒も広がった。

午前から昼過ぎにかけ、ハイテク株が下げを主導した。今週はソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルなどハイテク大手の決算発表が続く。前週に決算を発表した動画配信のネットフリックスの株価が下げ止まらず、決算警戒の売りがハイテク株に出た。金融引き締めが景気を冷やすとの懸念から、クレジットカードのビザや航空機のボーイングなど消費関連や景気敏感株も売られた。

午後は次第に押し目買いが入り、取引終了にかけて相場は急速に上げに転じた。一時7%下げたマイクロソフトは小幅高で終え、アップルも一時5%安から0.5%安まで下げ渋った。「年初から取引量を伴って相場が大きく下げており、短期的には売りが出尽くしたとみた買いが入った」(ナショナル・セキュリティーズのアート・ホーガン氏)との声があった。

ただ、FRBの金融政策への不透明感はくすぶったままだ。今週から来週にかけて発表が続くハイテク決算を見極めたい投資家も多く、相場が底入れしたとの安堵感は広がっていない。株式相場の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は前週末比4%高い29.9で終えた。不安心理が高まった状態とされる20を大幅に上回ったままだ。

ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発し、前日比86.208ポイント(0.6%)高の1万3855.130で終えた。交流サイトのメタプラットフォームズ(旧フェイスブック)やネット通販のアマゾン・ドット・コムが上昇した。一方、ネットフリックスは3日続落し、電気自動車のテスラも安い。

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