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米国株、ダウ932ドル高 今年最大の上げ 急激な金融引き締めの観測が後退 ナスダックも上昇

(更新)

【NQNニューヨーク=張間正義】4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比932ドル27セント(2.8%)高の3万4061ドル06セントで終えた。上昇幅、上昇率とも今年最大。景気敏感やハイテク株など幅広い銘柄が買い直された。4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が0.75%の大幅利上げに消極的な姿勢を示し、急激な金融引き締めの観測が後退した。

午後2時のFOMCの結果発表後の株価の動きは小さかった。FOMCでは通常の2倍となる0.5%の利上げと、保有資産の圧縮の6月開始を決めた。内容は市場の想定通りだった。

相場の流れが一変したのが、午後2時30分から始まったパウエル議長の会見中だ。パウエル議長は質問に答える中で「0.75%の利上げを委員会は積極的には考えていない」と発言した。今後2回の会合で0.5%ずつの利上げを検討するという。金利先物市場では6月会合で0.75%の利上げが織り込まれていただけに、急激な利上げ観測が和らいだ。

米債券市場で国債利回りが大きく低下したのも株買いを後押しした。長期金利の指標となる10年債利回りは前日比0.07%低い(債券価格は高い)2.90%を付け、金融政策の影響を受けやすい2年債利回りも急低下した。

市場では「FRBのタカ派姿勢を警戒して株価指数先物を売っていた投機筋が買い戻し、相場の急上昇につながった」(インガルズ・アンド・スナイダーのティム・グリスキー氏)との声が聞かれた。投資家心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は前日比13%ほど低い25台に低下した。

主力株は軒並み大幅高となり、スマートフォンのアップル、建機のキャタピラー、機械のハネウェル・インターナショナルは4%を超える上昇となった。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比401.099ポイント(3.2%)高の1万2964.856で終えた。ネット検索のアルファベットや交流サイトのメタプラットフォームズなど主力株がそろって上昇した。前日夕に発表した四半期決算と通期見通しが市場予想を上回った半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が9%高と急伸。エヌビディアなど他の半導体株にも買いが波及した。

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