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米国株、ダウ4日続落し486ドル安 3万ドル下回り年初来安値を更新 ナスダックも4日続落

【NQNニューヨーク=横内理恵】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比486ドル27セント(1.6%)安の2万9590ドル41セントで終えた。6月に付けた年初来安値(2万9888ドル78セント)を下回った。米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げが米景気後退入りを招くとの懸念が強まり、幅広い銘柄が売られた。米欧の長期金利上昇も株売りを促した。

23日は欧州の主要株式相場も軒並み大幅に下げ、世界的な株安となった。英政府が23日に大規模な減税策と国債の増発計画を打ち出し、財政悪化やインフレ長期化懸念で英長期金利が急騰した。米国債にも売りが波及し、米10年債利回りは一時3.82%と2010年4月以来、12年ぶりの水準に上昇した。米企業業績の逆風となるドル高も進んだ。

FRBは来年にかけても利上げを継続し、24年も政策金利を高い水準で据え置く方針を示している。欧州中央銀行(ECB)もインフレ抑制を優先する姿勢だ。すでに欧州景気は悪化が見えており、23日発表の9月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)は好不況の分かれ目である50を3カ月連続で下回った。世界景気の悪化を受け、米原油先物相場は一時、1月以来の安値を付けた。

市場では先安観も広がり、ゴールドマン・サックスは22日、S&P500種株価指数の年末の予想を従来の4300から3600に引き下げた。「投資家の大多数が経済のハードランディングが避けられないとの見方を受け入れている」(ゴールドマンのデビッド・コスティン氏)と指摘した。投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は一時3カ月ぶりに30を上回った。

ダウ平均は週間では1232ドル下落した。構成銘柄では航空機のボーイングや建機のキャタピラーなど景気敏感株の売りが目立った。原油安で石油のシェブロンも大幅安。長期金利上昇で相対的な割高感が強まった高PER(株価収益率)のハイテク株も下げた。

S&P500種は前日比64.76(1.7%)安の3693.23で終えた。一時は3647.47まで下落し、年初来安値(3666.77)を下回った。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落し、前日比198.879ポイント(1.8%)安の1万0867.926で終えた。動画配信のネットフリックスや電気自動車のテスラなどの下げが目立った。

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