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米国株、ダウ続伸し424ドル高 インフレ懸念後退で ナスダックとS&P500種は4週続伸

(更新)

【NQNニューヨーク=古江敦子】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比424ドル38セント(1.3%)高の3万3761ドル05セントで終えた。インフレがピークアウトしたとの見方が広がり、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの期待が相場を押し上げた。消費関連銘柄の上昇が目立ち、米長期金利の低下でハイテク株も買われた。

朝方発表の7月の米輸入物価指数が前月比1.4%低下し、市場予想(1.0%低下)以上に下がった。今週は消費者物価指数などの物価指標が軒並みインフレ圧力の低下を示した。12日はミシガン大学が発表した8月の米消費者態度指数が前月比3.6ポイント上昇の55.1と市場予想(52.5)以上に改善し、相場上昇を支えた面もあった。

米景気の堅調が続く中でインフレが減速すれば景気後退入りは避けられ、米経済は軟着陸が可能との見方が強まった。「物価指標が出そろうまで買いを手控えていた投資家が、相場上昇に乗り遅れまいとして買っている」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声があった。

インフレが消費を冷やすとの懸念が和らぎ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが3%高となるなど消費関連銘柄の上げが目立った。米長期金利が低下し、金利が下がると相対的な割安感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株も買われた。スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトが高い。

機関投資家が運用の指標にするS&P500種株価指数は前日比72.88ポイント(1.7%)高の4280.15で終えた。週間では4週続伸と、昨年10~11月以来の連続上昇記録となった。また、同指数は1月の過去最高値から6月に付けた今年の安値までの下落幅の半分を取り戻す水準(4231)を超えた。株式相場が大幅に調整後、下落幅の「半値戻し」を達成すると上値を追う買いが入りやすい。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比267.273ポイント(2.1%)高の1万3047.186で終えた。S&P500種と同じく昨年10~11月以来の4週続伸となった。

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