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米国株、ダウ続落し164ドル安 世界景気の悪化懸念で ナスダック反落

(更新)

【NQNニューヨーク=張間正義】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前週末比164ドル31セント(0.5%)安の3万1173ドル84セントで終えた。中国の新型コロナウイルスの感染再拡大による行動規制の強化が投資家心理を冷やした。ロシアから欧州への天然ガス供給の停止が欧州景気の減速を招くとの観測も相場の重荷となった。幅広い銘柄に売りが膨らみ、ダウ平均は取引終了にかけ下げ幅を広げた。

中国・上海市では新型コロナの感染拡大の防止を目的に一部地区で屋内運動施設の利用を停止した。中国の特別行政区のマカオでは11~17日の1週間、生活維持に必要な分野を除き、企業活動を停止し、市民には自宅待機を求めた。防疫措置の強化が中国の景気や供給網に悪影響を及ぼすとの警戒が強まった。

欧州ではロシアとドイツをつなぐ天然ガスの主要パイプラインが定期検査で供給が止まり、検査終了後も供給停止を続ける可能性が意識されている。欧州のエネルギー価格高騰につながり、同地域の景気を冷やすとの見方が多い。

経済協力開発機構(OECD)が11日に発表した6月の景気先行指数は世界経済の減速が一段と進んでいることを示した。「世界の景気後退入りを懸念させる水準まで低下した」(エバコアISI)といい、市場心理の悪化につながった。

中国売上高が大きいスマートフォンのアップルやスポーツ用品のナイキが売られた。建機のキャタピラーや航空機のボーイングなど景気敏感株も安い。米長期金利の低下で利ざや縮小の観測からJPモルガン・チェースなど金融株も下げた。

半面、製薬のメルクや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株の一角は高い。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落し、前週末比262.709ポイント(2.3%)安の1万1372.599で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムと電気自動車のテスラが下げた。エヌビディアなど半導体関連株の下落も目立った。起業家のイーロン・マスク氏が、買収提案を撤回したSNS(交流サイト)のツイッターは11%安で終えた。

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