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米国株、ダウ続落し313ドル安 連日で取引終了にかけ下げ加速 ナスダックは7カ月ぶり安値

(更新)

【NQNニューヨーク=川上純平】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続落し、前日比313ドル26セント(0.9%)安の3万4715ドル39セントで終えた。米長期金利の上昇一服を背景に、ハイテク株などには買いが先行した。買い一巡後は景気敏感株を中心に売りが膨らみ、ダウ平均は下落に転じた。取引終了にかけては連日で売りが強まり、下げ幅を広げる展開となった。

長期金利は1.82%前後と前日終値(1.86%)を下回っている。午前中はこのところ下げが目立っていた高PER(株価収益率)のハイテク株に押し目買いが入り、ダウ平均の上げ幅は460ドルに達した。

ただ、米連邦準備理事会(FRB)が早期に金融引き締めに動き、米経済の景気減速につながるとの警戒が高まっている。化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、建機のキャタピラーなど景気敏感株を中心に売りが膨らんだ。スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトなど主要ハイテク株も朝高後は下落に転じた。

19日の株式市場では多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が、長らく下値支持線になってきた100日移動平均を下回って終えた。他の主要株価指数でもチャート分析での先安観が強まっており、「先行きの景気不安の高まりで、投資家の積極的な買いが続かなくなっている」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との声があった。

今週に入り、米株式市場では取引終了にかけて売りが強まる展開が続いている。20日も午後3時以降に急激に売りが膨らみ、19日同様にこの日の安値圏で終えた。市場では「株価が下落トレンドを強めているのを受け、機関投資家が午後に機械的な売りを出している」(インスティネットのフランク・カッペレリ氏)との見方があった。

一方、好決算を発表した銘柄には個別に買いが入った。取引開始前に発表した2021年10~12月期決算で1株利益などが市場予想を上回った保険のトラベラーズは3%上昇した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落。終値は前日比186.235ポイント(1.3%)安の1万4154.020と昨年6月以来の低水準で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムやネット検索のアルファベットが下落した。アナリストが投資判断を引き下げた半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は5%下落した。エヌビディアなど他の半導体株も総じて下落した。

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