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米国株、ダウ続落し500ドル安 主要3指数が年初来安値 企業収益に懸念

【NQNニューヨーク=古江敦子】9月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。前日比500ドル10セント(1.7%)安の2万8725ドル51セントで終え、3日ぶりに年初来安値を更新した。2万9000ドルを割り込むのは2020年11月以来、約2年ぶり。世界の主要中央銀行による急速な金融引き締めが景気を冷やし、企業収益を圧迫するとの見方から幅広い銘柄に売りが出た。インフレ加速を示す米経済指標も相場の重荷だった。

9月のダウ平均は2784ドル(8.8%)下落した。月間の下落幅と下落率としては、新型コロナウイルスの感染拡大で相場が急落した2020年3月以来の大きさとなった。

30日は個別企業の決算などを材料に企業収益への懸念が広がった。スポーツ用品のナイキは前日夕に発表した大幅減益決算が嫌気され、13%安となりダウ平均の重荷となった。スマートフォンのアップルは今秋発売した新型スマホの需要が市場の想定より弱いとの観測から売られた。同社株は3日続落した。

ダウ平均の構成銘柄以外では、クルーズ船のカーニバルが23%安と急落した。30日朝に発表した決算は大幅増収だったが、人件費や燃料費などコスト高で市場予想を大幅に上回る最終赤字を計上した。10月中旬から米主要企業の7~9月期の決算発表が本格化する。市場では「実績だけでなく業績見通しの弱さが鮮明になりそうだ」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との声があった。

朝方発表の8月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比0.6%上昇と7月(0.0%)から伸びが加速した。インフレ高止まりを警戒した売りも出た。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比161.887ポイント(1.5%)安の1万0575.619で終えた。6月16日に付けた年初来安値(1万0646.099)を下回った。

機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数は前日比54.85ポイント(1.5%)安の3585.62で終え、連日で年初来安値を更新した。

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