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米国株、ダウ反落し166ドル安 対ロ制裁で世界景気に懸念 ナスダックは続伸

【NQNニューヨーク=川上純平】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前週末比166ドル15セント(0.5%)安の3万3892ドル60セントで終えた。欧米がロシアの銀行を国際決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)から締め出す方針を打ち出し、制裁強化が世界経済を冷やしかねないとみた売りが出た。引けにかけてハイテク株に押し目買いが入り、下げ幅を縮めた。

28日には米財務省が、ロシアの中央銀行が米国の金融機関などとドルを取引するのを禁じる追加制裁を実施すると発表した。相次ぐ経済制裁で、欧米とロシアの対立が激化するとの懸念が強まっている。

ロシアとウクライナの代表団は28日に初の停戦協議に臨んだ。進展を見極めたいムードが強まり、ダウ平均の下げ幅は一時95ドルまで縮小した。双方が持ち帰って検討することで協議を終えると不透明感を嫌気した売りが出て、午後に下げ幅を589ドルに広げる場面があった。

その後は取引終了にかけて再び下げ渋る展開だった。年明け以降下げがきつかったハイテク株に押し目買いが入った。ハイテク株は世界景気の影響を受けにくいとされるうえ、米長期金利が1.8%台前半に低下したのも高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株の追い風だった。

個別では景気敏感株が売られ、金融のJPモルガン・チェースが4%安、ゴールドマン・サックスが3%安だった。長期金利低下による利ざや縮小も嫌気された。クレジットカードのビザと工業製品・事務用品のスリーエム(3M)も安い。

一方、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムは1%高で終えた。ソフトウエアのマイクロソフトのほか、スマートフォンのアップルも小幅ながら上昇した。バイオ燃料企業の買収を発表した石油のシェブロンが3%高となったのもダウ平均を下支えした。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。前週末比56.775ポイント(0.4%)高の1万3751.399で終えた。電気自動車のテスラが7%高と急伸、半導体のエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も高い。

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