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米国株、ダウ小反発し61ドル高 好決算銘柄への買いが支え ナスダックは連日の年初来安値

【NQNニューヨーク=戸部実華】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比61ドル75セント(0.2%)高の3万3301ドル93セントで終えた。好決算を発表した銘柄が買われ、相場上昇を支えた。ダウ平均は前日に809ドル安で終えており、短期的な戻りを期待した買いも入りやすかった。ただ、米金融引き締めや世界景気の鈍化への警戒感は強く、ダウ平均は下げに転じる場面もあった。

前日夕に発表した四半期決算が市場予想を上回ったクレジットカードのビザは6%高、ソフトウエアのマイクロソフトは5%高で終えた。2銘柄でダウ平均を170ドルほど押し上げた。市場では「ハイテク株売りが出やすかった地合いで、マイクロソフトの好決算が一定の買い安心感につながった」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声があった。

27日は中国政府による景気刺激策への期待などから上海株式相場が3営業日ぶりに反発し、米国株にも買いが波及した。中国関連銘柄とされるスポーツ用品のナイキや、業績が世界景気の影響を受けやすい建機のキャタピラーが上昇した。

ただ、買いの勢いは鈍く、ダウ平均は下げに転じる場面もあった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国で都市封鎖が広がり、供給制約の問題が悪化しかねないとの懸念はくすぶったままだ。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ加速への警戒感も根強く、相場の重荷となった。

27日朝に発表した決算が市場予想を下回った航空機のボーイングが8%安となったのも、ダウ平均の上値を抑えた。銀行のJPモルガン・チェースや機械のハネウェル・インターナショナルなど景気敏感株の一角も下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に続落し、前日比1.810ポイント(0.01%)安の1万2488.933で終えた。連日で年初来安値を更新した。前日に4%安と今年最大の下げを記録し、朝方は押し目買いが先行した。ただ、広告収入の伸び悩みが警戒されたネット関連株や、半導体株の一角が売られて指数の重荷となった。

前日夕に発表した決算が市場予想を下回った検索サイトのアルファベットは4%安で終えた。27日の取引終了後に決算発表を控えていた交流サイトのメタプラットフォームズは3%安で終えた。

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