米国株、ダウ小反落 雇用統計受け利上げ加速を意識 - 日本経済新聞
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米国株、ダウ小反落 雇用統計受け利上げ加速を意識

(更新)

【NQNニューヨーク=古江敦子】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日ぶりに反落し、前日比46ドル40セント安の3万1338ドル15セント(速報値)で終えた。朝方発表の6月の米雇用統計で雇用者数の増加が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利上げに動きやすくなったとみた売りが出た。ただ、米経済自体は底堅いとの見方にもつながり、買い優勢となって上昇する場面もあった。

雇用統計では、景気動向を映す非農業部門雇用者数が前月比37万2000人増と市場予想(25万人増)を上回った。平均時給は前年同月比5.1%上昇と伸び率は市場予想(5.0%)を小幅に上回った。FRBが7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも通常の3倍に当たる0.75%の利上げに動くとの観測が強まった。半面、労働市場の力強さを受けて米経済のソフトランディング(軟着陸)への期待は相場を支えた。

景気敏感株や消費関連株は総じて下げた。半面、ハイテク株やディフェンシブ株の一角は上昇した。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、前日比13.962ポイント高の1万1635.308(速報値)で終えた。

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