米国株15時、ダウ続伸 インフレ鈍化が支え アメックスが大幅高 - 日本経済新聞
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米国株15時、ダウ続伸 インフレ鈍化が支え アメックスが大幅高

【NQNニューヨーク=戸部実華】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続伸し、15時現在は前日比165ドル41セント高の3万4114ドル82セントで推移している。インフレが落ち着く方向にあるなか、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの観測が株買いを誘っている。決算発表の内容が好感された一部銘柄が買われていることもダウ平均を支えている。ただ、週末を控え、利益確定の売りも出やすく上値は重い。

朝方に発表された2022年12月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比4.4%上昇し、市場予想と一致した。上昇率は11月の4.7%から鈍った。FRBが重視する物価指標でもインフレが落ち着きつつあるとの見方が広がり「市場は年前半の利上げ停止を視野に入れている」(インガルズ・アンド・スナイダーのティム・グリスキー氏)との声が聞かれた。

クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)が大幅高となっている。朝方に22年10~12月期決算と同時に発表した23年12月期の収益予想が市場予想を上回った。同業のビザは前日夕に発表した四半期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回り、買われている。

ただ、ダウ平均の上値は限られ小幅に下げる場面もあった。前日までの5営業日で900ドルほど上昇し、週末を控えて持ち高調整や利益確定の売りも出やすい。半導体のインテルの下げが目立つ。前日夕に発表した四半期決算が市場予想を下回ったうえ、23年1~3月期の1株損益の見通しは市場予想に反して赤字を見込む。石油のシェブロンも安い。27日に発表した四半期決算で1株利益が市場予想に届かなかった。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸している。

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