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米国株、ダウ反発 景気懸念の和らぎで金融株などに買い

(更新)

【NQNニューヨーク=川内資子】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比76ドル65セント高の3万2803ドル47セント(速報値)で終えた。朝方発表の7月の米雇用統計は労働市場の改善を示す内容だった。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方から、幅広い銘柄に売りが先行した。売り一巡後は景気後退懸念の和らぎを意識した買いが金融株や景気敏感株に入り、ダウ平均は上昇に転じた。

景気動向を映す非農業部門の雇用者数は前月比52万8000人増と、増加幅は前月(39万8000人)から拡大し、市場予想(25万8000人)を大きく上回った。失業率は3.5%と前月(3.6%)から低下。平均時給は前月比、前年同月比ともに市場予想を上回った。労働市場は力強く拡大しており、FRBは7月に続き、次回9月の会合でも通常の3倍の0.75%の利上げを続けるとの見方が強まった。

5日の米債券市場で長期金利が一時2.86%と前日終値(2.69%)から大きく上昇(価格は下落)した。米長期金利の上昇で相対的な割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが先行した。

半面、経済のエンジンである個人消費を支える雇用市場の改善を受け、足元で強まっていた景気後退懸念がやや和らいだ。化学のダウや建機のキャタピラーなど景気敏感株の一角が上昇。長期金利の上昇で利ざや拡大への期待からJPモルガン・チェースなど金融株も買われた。米原油先物相場の反発を受けて石油のシェブロンも上げた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、前日比63.025ポイント安の1万2657.555(速報値)で終えた。

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