米国株、ダウ4日続落 主要3指数が年初来安値 S&P500種は「弱気相場」入り - 日本経済新聞
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米国株、ダウ4日続落 主要3指数が年初来安値 S&P500種は「弱気相場」入り

【NQNニューヨーク=川内資子】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前週末比874ドル73セント安の3万0518ドル06セント(速報値)で終えた。5月19日以来となる年初来安値を更新した。インフレの抑制のため米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを進め、米景気や企業収益を冷やすとの警戒感から幅広い銘柄に売りが優勢となった。米長期金利が午後に上昇幅を広げると、ダウ平均は一段安となり下げ幅は一時1000ドルを超えた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落し、前週末比530.799ポイント安の1万0809.225(速報値)、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は同150.95ポイント安の3749.91(速報値)で終えた。いずれも年初来安値を更新した。S&P500種は直近高値からの下落率が20%を超え「弱気相場」入りした。

FRBは14~15日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを決める見通しだが、市場の一部では利上げ幅が0.75%以上となるとの観測も浮上している。13日は米長期金利が一時、前週末終値より0.28%高い3.44%と2011年以来の高水準を付けた。債券利回りの上昇で相対的な割高感から株が売られた。

長期金利の上昇時に特に売られやすいハイテク株の下げが目立ち、顧客情報管理のセールスフォースやソフトウエアのマイクロソフトが大幅安となった。景気敏感株も売られ、航空機のボーイングや化学のダウの下げが目立った。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど消費関連株も売られた。

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