米国株15時、ダウ47ドル高 経済対策への期待で
【NQNニューヨーク=川内資子】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、15時現在は前日比47ドル03セント高の3万1055ドル72セントで推移している。バイデン次期政権による経済対策への期待などから景気敏感株の一角が買われている。ただ、主力ハイテク株などには利益確定目的の売りが出ており、相場の上値は重い。
バイデン氏は14日に家計への現金給付の増額などを含む数兆ドル規模の経済対策を公表する見通し。財政規律を重んじる共和党議員による反対で規模は縮小しても、新政権発足後に何らかの政策が成立するとの見方が市場では多い。
米原油先物相場の上昇が続き、採算改善への期待からシェブロンなど石油株が上昇している。化学のダウや建機のキャタピラーなど景気敏感株の一角も高い。米長期金利が一時1.18%まで上昇し、ゴールドマン・サックスなど金融株も買われている。一方、ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルなど主力ハイテク株は安い。
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