米国株15時、ダウ反発 ハイテク株に買い
【NQNニューヨーク=川内資子】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発している。15時現在は前日比239ドル61セント高の3万3284ドル17セントで推移している。前日夕に発表した四半期決算を受けて動画配信のネットフリックスが急伸し、ハイテク株を中心に買いが優勢となった。
ネットフリックスは有料契約者の増加幅が市場予想を大きく上回り、好感した買いが膨らんだ。1万2000人の人員削減を発表したグーグルの親会社、アルファベットも買われた。ハイテク株全般の買いを誘い、ダウ平均の構成銘柄では顧客情報管理のセールスフォースやソフトウエアのマイクロソフトの上昇が目立つ。
消費関連株などにも買いが広がり、映画・娯楽のウォルト・ディズニーやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが高い。
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が20日午後の講演で「次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利上げを望む」と述べた。前回の0.5%からの利上げ幅縮小を明言し、株買いを促したとの指摘があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発している。
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