米国株、ダウ小反発 売り先行も引けにかけ下げ渋る
(更新)
【NQNニューヨーク=古江敦子】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3営業日ぶりに反発し、前日比8ドル77セント高の3万1261ドル90セント(速報値)で終えた。インフレの高止まりと米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが米景気を冷やすとの懸念が強まり,景気敏感株を中心に売りが優勢だった。ただ、ダウ平均は前日まで連日で年初来安値を更新しており、短期的な反発を見込んだ買いが入って引けにかけて下げ渋った。
ダウ平均は週間では8週連続の下落となった。情報会社のリフィニティブによると1932年以来90年ぶり、ファクトセットによると1923年以来99年ぶりの連続下落記録となる。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。前日比33.879ポイント安の1万1354.617で終え、年初来安値を更新した。
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