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米国株、ダウ続落で始まる 企業収益への懸念強く

【NQNニューヨーク=戸部実華】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落して始まった。午前9時50分現在は前日比449ドル89セント安の3万1040ドル18セントと、前日に付けた年初来安値を下回っている。低調な小売り決算が相次ぎ、インフレが企業収益を圧迫するとの懸念が強まっている。物価高と景気停滞が同時に進むスタグフレーションへの警戒から幅広い銘柄が売られている。

19日朝に百貨店のコールズが発表した四半期決算は1株利益が市場予想に届かず、通期見通しも引き下げた。今週は小売り大手のウォルマートやターゲットも市場予想を下回る決算を発表し、市場ではコスト高が企業収益を圧迫するとの見方が強まった。

米景気指標の悪化も売りを誘った。19日朝にフィラデルフィア連銀が発表した5月の製造業景況指数は2.6と前月(17.6)から大幅に低下し、市場予想(15.0)も下回った。

ダウ平均の構成銘柄では消費関連株や景気敏感株の下げが目立つ。クレジットカードのビザやスポーツ用品のナイキ、石油のシェブロンが安い。米長期金利が一時2.77%(前日終値は2.88%)に低下し、銀行のJPモルガン・チェースも売られている。

22年5~7月期の売上高が市場予想に反して減収となる見通しだと前日夕に発表したネットワーク機器のシスコシステムズは急落している。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続落で始まった。

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