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米国株、ダウ反発で始まる 景気敏感や消費関連株に買い

【NQNニューヨーク=張間正義】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発して始まり、午前10時時点は前日比303ドル45セント高の3万4715ドル14セントで推移している。好決算を発表した銘柄が買われ、相場上昇をけん引している。米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを強める中でも米景気は底堅く推移するとの見方から、景気敏感株や消費関連株にも買いが入っている。

2022年1~3月期決算で1株利益が市場予想を上回った医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が大幅高となり、ダウ平均を押し上げている。足元で堅調な米景気指標が相次いでおり、19日発表の3月の住宅着工件数も市場予想を上回った。年初からディフェンシブ株に出遅れていた景気敏感株や消費関連株にも買いが入り、航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、スポーツ用品のナイキが高い。

米長期金利は朝方に前日比0.07%高い2.92%と2018年12月以来の高水準を付けた。利ざや拡大の見方からJPモルガン・チェースなど銀行株への買いにつながっている。一方、金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株は売りが先行し、ソフトウエアのマイクロソフトとスマートフォンのアップルは安い。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落して始まった。

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